これはスウェーデンの首都、ストックホルム市の市庁舎です。
建築家ラグナル・エストベリの設計により1923年に完成しました。
高い塔の高さは、なんと
106メートルもあります。
お隣の国のデンマークの首都、コペンハーゲンの市庁舎が105メートルで
これに対抗して1メートル高く建築されたんだそうです。
かつてはデンマークに支配され、宿敵同士であった歴史を持つ国どうしの
ささやかなライバル心なんでしょうか。
もちろん今は自由に行き来できる親密な関係(だろうと思います)で、
普通に買い物なんかで国境をまたぐ人も当たり前にいます。
このストックホルム市庁舎、ある意味世界で最も有名な「市役所」なんですが、
ご存知でした?
実はかの「ノーベル賞」授賞式晩餐会と舞踏会が開催される場所なんですよね。
今年は4名という日本人(1名はアメリカ国籍)の受賞が決まりましたが
ノーベルさんの命日である12月10日に、ここで行われます。
(日本人は舞踏会などなれていない方がほとんどで、皆さん苦労されるそうです)
なんとなく、スウェーデンの人って生真面目で、アカデミックな雰囲気が
する方が多いような気がするんですが、まさしくそんなお国だから
ノーベルさんという偉大な人を生み出し、またその遺志を尊重して
ずっと賞を守り続ける、そしてその晩餐会を催す市庁舎は壮大なくせに
決して派手ではない、っていう建築物で行われる、
なんとなく共通した風土があるように感じました。
そこがなんかスウェーデンのいいとこ、なんですよねぇ。
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